廃校グルーヴ2015レポート
公開日:
:
最終更新日:2019/10/09
廃校グルーヴ
廃校グルーヴ2015無事終了しました。
今回初めて行ったこのイベント。色々とお客様にも、出演者、関係者の皆様にもご迷惑をお掛けした部分が多々あったかと思います。
しかし、たくさんの皆様の協力の下、たくさんの笑顔があふれる一日となりました!
重ねて御礼申し上げます。ありがとうございます!!
そして、今回のイベントのレポートを少し書きたいと思います。
事の発端は確か2010年の直島。
実行委員会にも入ってもらったtonari session’sのミヤタケと、風博士のライブを2ヵ所のカフェでやりました。
ライブの後3人で直島銭湯「I♥湯」に入って色々しゃべっている時に、いつかこの2人が一緒に出るイベントを自分で企画したいな、と思いました。
できればちょっと大き目のイベントがいいなと。
それから月日は流れ、2014年のミヤタケの結婚式のパーティの時に、風博士、森ゆにさん、田辺玄さんのスペシャルユニットのライブがあり、そこに最後ミヤタケとトナリメンバーが加わった「キャッチボール」という曲で会場はハッピーに包まれました^^
それが2014年3月22日でした。
そしてちょうど丸1年後の2015年3月22日に『廃校グルーヴ2015』が開催されました。
これは全く意識はしておらず、今このレポートを書いていて初めて気付きました。
2014年の9月に秋田の『ハイコーフェス4~潟分校 CLOSING SCHOOL FES』にtonari session’sが出演することになり、このイベントがとてもアットホームで良かった、とメンバーから聞いて、地域でやる廃校利用のイベントっておもしろそうだなと思いました。
「廃校」は人口流出など、子供が少なくなって起きることであり、これが過疎地域の象徴ではないかと。ここで世代を超えた面白いことができたら地域が元気になるかも、と。
また、「地域づくりチャレンジ塾」という高松市が主催の半年間のまちづくり塾に参加することになり、そのプランとして廃校を使った音楽フェスをやりたい!ということで動き始めました。
クラウドファンディング等も使ってみたりしながら動き出した時に、大きな問題が発生しました。というのが、廃校利用というのは地方自治体によってルールが異なっており、高松市では営利目的では貸せない、というお話。
場所の候補はいくつかあったのですが、全てダメ。けれどこのプロジェクトは既に動き出してしまった。
そんな状況の時にとある方から塩江の廃校なら使えるかも、という情報を頂きました。
今回の会場となった「モモの広場」はかつて上西中学校だったところです。
ここの利用がなぜOKだったかというと、現在は塩江町は高松市に組み込まれていますが、それ以前の時代に廃校になったこの学校の管理は、今もNPO法人が行っているためです。
NPO奥塩江交流ボランティア協会の大西理事長にも実行委員会に加わっていただき、廃校エリアから新しい世代間交流によって新しいグルーヴを生み出そうという思いから『廃校グルーヴ』と名付けました。
3月22日に設定したのは色んな諸事情からでしたが、その前日の21日に全国各地に学校の統廃合によりたくさんの廃校ができました。
塩江エリアでも小学校3校が、塩江中学校の隣に新しく建てる小学校に統合されたため、3つの小学校が廃校になりました。
廃校グルーヴの出演者のモリシタヨシオさんは香川在住のアーティストですが、彼の母校も廃校となり、21日に廃校式に参加してきたそうです。

今回が第一回目、時間はそれなりにあったのですが、なかなかうまく決定できない部分もありました。
スタッフのこととかもちろん分かっていたのですが、なかなか手が廻らない。そんな中で学生さんが手伝ってくれました。





飾り付けは頭が全く廻らなかったのですが、tonari session’sのイワサトミキさんがステキに装飾してくれました!


テントは塩江町からお借りしました!



受付準備も着々と進行



そしていよいよ本番当日

出演者の皆さんと親交がある出店者の方も多く、香川の山奥まで遥々県外からお越しいただきました!



13、4年前大阪のタ○レコの同僚だったモリカワくんがRails-Tereo(レイルステレオ)で出演してくれました。お世話になっている岡山美星町のフェス『hoshioto』のブースでの1枚。
久々の再開です。話を聞いたら、自分が卒業した後に入ってきてロッカーを引き継いだ方が今の奥様だそうで・・・。
あと、イベント告知で愛媛県の新居浜のタ○レコに行ったらそこの店長さんも当時同僚だった八木さんだった、という不思議なご縁も頂きました。


タ○レコさんとのコラボポスターも実現しましたし、高松のタ○レコさんでも廃校グルーヴの展開をしていただきました!


塩江といえば温泉で有名なところです。
今回の目玉の一つがこの足湯。
香川県を代表するフェス『モンバス』では長蛇の列で時間制限もあったこの足湯ですが、廃校グルーヴではゆったり入れて交流の場となっていました^^
被災地に組み立て式のお風呂を届ける等、素晴らしい活動をされている一般社団法人ZENKON-nexによる「ZENKON湯」です。

aglicaのお子さんが受付を手伝ってくれました。骨折しているのに一番元気でした(笑)



今回のお客さんは把握している限りでは、北海道から北九州まで広範囲から集まっていただきました。
県境を越えた同窓会のような雰囲気で、色んなところから「久しぶり~」とか「来てたんや~」みたいな声が聞こえていました^^
前述した塾の別の塾生の方が開催したイベントで出会った方も遊びに来てくれたのですが、 京都から出店していただいた食堂souffleさんとまさかの同級生。
香川にお嫁にきてたそうですね。お互いビックリ。

北海道洞爺湖からお越しのラムヤートの皆様と風博士。
事前に風博士やWATER WATER CAMELの皆さんにドッキリを仕掛けたいという相談もありました(笑)

施設管理のNPO奥塩江交流ボランティア協会の皆様。奥塩江の人口はなんと401名だそうで本日一気に人口が増えました。
県外からたくさんの方が奥塩江に訪れたことが衝撃だったようです(笑)

校舎の裏は子供たちが大騒ぎ。出演者、出店者、お客さんの子供たちが入り混じって遊ぶ姿はほほえましかったですけど、しっかり監視の目が行き届いていたか、振り返ってみるとゾッとしました~

翌日はエア組の笹倉慎介さんと白波多カミンさんを観音寺のオシャレうどん屋『カマ喜ri』→海が目の前のオシャレカフェcafe de flotにお連れしました。
カマ喜riの店内では笹倉さんが関わっている曲がフツーに流れておりました!
笹倉さんを朝ホテルに迎えに行ったら、キャメルさんも森ゆにさんも風博士もお客さんもロビーでワイワイしていてびっくりしました!
とてもみんなの距離が近いフェスでした!
お2人を空港で見送って、最終片付けに会場に戻ってきましたが、ゴミもほとんど落ちていないキレイな状態でした。
本当に今回のイベントは出演者、出店者、お客さん、スタッフ、地元の方、関わってくださった皆様のおかげで無事終了することができました。素晴らしい一日でした!素晴らしい人たちに関わっていただきました!
地域おこしの側面を少し抱えたイベントではありましたが、のどかでゆったりとした奥塩江の空気感を皆様味わっていただいたようで、twitterやブログなどで皆様の感想をスタッフもしっかり目を通させていただきました。
あらためて、皆様ありがとうございました!!!
余談ですが、3月末のこの時期は山奥のこの地域はまだまだ寒いそうです。奇跡的にとても温かい一日になりました。翌日は風もありとても寒かったです。
結果オーライの出来事が多々あり、皆様の強運にも助けられました。
また、子供のいないスタッフが中心となって作ったイベントの中、子供をたくさん連れて来れるイベントにできたのは「地域づくりチャレンジ塾」の子育てをしている仲間の塾生から学ぶところがたくさんあったから。
仲間って大事ですね^^
またこの大きな木の下で皆様と再会できますように。
次回の開催に向けてまた歩き始めます。
香川廃校グルーヴ実行委員会
代表 波多 信治
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